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歯周病の原因 PERIO CAUSE

歯周病の原因


歯周病は、歯垢(プラーク)の中に含まれる細菌によって引き起こされます。
歯垢(プラーク)の中の細菌は、バイオフィルムにより歯面に吸着します。

バイオフィルムとは ・・・ 微生物が排泄する粘性の混合物で囲まれた微生物の集合体であり、自動力のない表面や生きた表面に付着しています。簡単に言うと、台所の排水口や一週間洗わなかったお風呂を触るとヌルヌルしますが、このヌルヌルがバイオフィルムです。
 

では、その細菌はどこから来るのでしょうか?
口腔内には、常在菌(人体に日常的に生息する細菌)が生息しており、無菌ではありません。
しかし、この常在菌のうち、歯周病原生細菌(A.a菌、P.g菌、T.f菌、T.d菌など)といわゆる細菌が急激に増加したり、本来いないはずの歯周病原生細菌が突然入りこんできたときに、歯周病は感染症として発生します。
また、通常の常在菌でも免疫力の低下によって発症することもあります。
これが、歯周病が生活習慣病と言われている理由です。


  健康な方の口腔内細菌叢
細菌はほとんど見られません。
ほんの少し細菌(常在菌)がいる程度です。
   歯周病が進行した方の口腔内細菌叢
 かなりの数の活発な細菌が見られます。


★ 日常生活の中でも、以下のような歯周病のリスクファクター(危険因子)があります!

お口の中のことに関心がないと、口腔内の清掃がおろそかになる。 やわらかい食べ物は歯にくっつきやすいので、歯垢(プラーク)ができやすい。
甘い食べ物(ショ糖が含まれるもの)は菌の栄養源になり、歯垢(プラーク)が増加しやすい。

 歯ぎしりは、歯周組織に通常の咬む力よりはるかに強い負担をかけるため、歯周病をさらに悪化させる。  口呼吸する癖があると、口腔内が乾燥しやすくなり、唾液の緩衝作用が減少し、歯周病菌が活性しやすくなる。
       
 喫煙は、ニコチンを摂取することで血管が収縮し血流が悪くなるため、歯肉に充分な栄養がいきわたらなくなり、その結果、歯肉の新陳代謝が停滞し、歯肉の免疫力がおち、歯周病をさらに悪化させる。 ストレスが多いと、身体の免疫力を低下させるため、歯周病にかかりやすくなり、同じ量の歯垢(プラーク)でも歯肉の炎症が強く出やすい。  不摂生な生活(栄養バランスがくずれる・昼夜の時間が逆転する等)により、身体の免疫力が低下するため、歯周病にかかりやすくなる。 思春期・妊娠・更年期は、ホルモンの変化により、歯垢(プラーク)への炎症反応が強くなる。


その他のリスクファクター、
歯並びが悪い(歯列不正)と、歯ブラシがうまく当てられず、歯垢(プラーク)を残しやすくなる。
糖尿病は、身体の免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる。
 (まあ、歯周病菌は、インスリンの動きを妨げる)
加齢とともに、歯肉炎や歯周炎は進行する。自然治癒することはない。
などです。